種目解説3分執筆 Rio

ピラティスの「キャットアームリフト」とは?背骨のコントロールと肩の可動性を高めるエクササイズ

キャットアームリフトは、キャット(背骨の屈曲・伸展)に腕の動きを加えたピラティスエクササイズで、脊柱のコントロールと肩関節の可動性を同時に高める種目です。海外では「Cat with Arm Lift」や「Quadrupe

ピラティスの「キャットアームリフト」とは?背骨のコントロールと肩の可動性を高めるエクササイズのサムネイル画像

まず結論

キャットアームリフトは、キャット(背骨の屈曲・伸展)に腕の動きを加えたピラティスエクササイズで、脊柱のコントロールと肩関節の可動性を同時に高める種目です。海外では「Cat with Arm Lift」や「Quadruped Arm Raise」として紹介され、体幹の安定を保ちながら上肢を動かすトレーニングとして広く用いられています。特にキャットアームリフトは、姿勢改善と肩周りの機能向上に効果的です。

基本姿勢は、四つ這い(オールフォー)で肩の真下に手、股関節の真下に膝を置いた状態からスタートします。まずキャットの動きで背骨を丸め(屈曲)、その状態を保ちながら片腕をゆっくり前方または上方へ持ち上げます。戻すときも背骨の丸みを保ったままコントロールして行います。

ピラティスの「キャットアームリフト」とは?背骨のコントロールと肩の可動性を高めるエクササイズのイメージ

この種目で分かること

海外のピラティス解説では、このエクササイズは「スパインコントロール」と「ショルダースタビリティ(肩の安定性)」を同時に鍛える動きとされています。背骨を安定させたまま腕を動かすことで、体幹と肩の連動性が高まります。

一方、日本では「猫背改善」や「肩こり解消」「体幹トレーニング」といった観点で紹介されることが多く、デスクワークによる姿勢の崩れをリセットするエクササイズとしても人気があります。

ピラティスの「キャットアームリフト」とは?背骨のコントロールと肩の可動性を高めるエクササイズのフォームイメージ

行うときのポイント

実践時のポイントは、腕を高く上げることよりも「背骨のポジションを維持すること」を優先することです。腕を上げたときに背中の丸みが崩れたり、骨盤が動いてしまうと効果が低下します。また、肩がすくまないよう首を長く保つことも重要です。

さらに、動作はゆっくりと行い、反動を使わないことが大切です。特に腕を下ろす動作でコントロールすることで、体幹と肩の安定性がより高まります。

呼吸は、背骨を丸めるときに吐き、腕を上げる動作でも吐く、戻すときに吸うなど、コントロールしやすいリズムで行うのが一般的です。

キャットアームリフトは、背骨と肩の連動を高める非常に効果的なエクササイズです。姿勢改善や機能的な動きを身につけたい方にとって、基礎として取り入れたい種目といえるでしょう。

ピラティスの「キャットアームリフト」とは?背骨のコントロールと肩の可動性を高めるエクササイズの動作イメージ

参考文献・一次情報

  1. NHS: Pilates
  2. NHS Fitness Studio: Pyjama pilates
  3. University Hospitals Dorset NHS: Pilates Classes
  4. PubMed: Pilates exercise and postural balance in older adults
  5. PubMed: A systematic review of the effects of pilates method of exercise in healthy people

著者プロフィール

Rioのプロフィール画像

Rio

ピラティスくらべ編集部 / ガイド記事担当

元都内ピラティススタジオ インストラクター。ピラティス初心者向けの比較記事、体験前ガイド、続け方の整理を担当。

現場での指導経験をもとに、「どこでつまずくか」「何を基準に選べばいいか」を重視した構成で執筆しています。専門用語よりも、読者が次に何を試すかを判断できる記事設計を心がけています。

初心者向けガイドマット/マシン比較ピラティスとヨガの違い体験前の判断整理

体験しやすいスタジオを探す

ガイドで違いを整理できたら、次は1回体験して自分に合うか確認してみましょう。